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2019年5月28日(火) 東京入国管理局 面会記録

Mさん アジア出身

「上半身に赤い発疹がたくさんある。どんどん増えてる。前、じんましんになったことがあるけど、その時とも違う。病院へも行けなくて不安だ」

 

「テレホンカードが欲しい。物やお金や、もっと具体的な助けが欲しい。ノートとボールペンも差し入れてください」

「日本に来て10年経つ。そのうち4年間は入管。入管は帰るのを待ってる。どう闘えばいい?連絡を取るための手段が欲しい」

「新聞は一番大切。母国のの新聞を読みたい。日本の新聞も」

 

「悩みが沢山ある。デーツ(ナツメヤシ)も欲しい。お祈りも大変で、疲れている」

「ごはんも足りない。コロッケばかりが出る。チキンが出る時もあるけど、小さい。日本人なら食べないくらい粗末だ」

「ここは刑務所みたい。変わって欲しい。自分は帰れない。日本人に変えて欲しい」

「さっき、ひどい事件(川崎殺傷事件)が起きたよね。世界中どこでも子どもを傷つけている。人権を無視して、平和が無くなってるからひどい事件も起きる。人間性が無くなっている。なんでこうなってるかわからない。

政府は、お金を集めるだけで、人のためになることをしない」

 

Zさん アジア

「先日、医師の診察をうけた。少し前から遠くの音が聞こえづらくなってる。少し前から後頭部も痛い」

「そろそろ誕生日。生まれは山で、7歳の頃から12歳まで、湖のそばの祖父母の元で育った。ここに入れられて1年になった。来月は牛久へ送られるかもしれない。品川で一年を超えた人、ほとんどが牛久へ送られる。前ここで一緒だった人は、8か月で送られた人もいるし、1年で送られた人もいる。入管のすることだからわからない」

「実習生をしていたころ、問題の調査をするからと言って、担当者のインタビューを受けた。でも、なんのためにしたのかわからない」

「SNSの実習生で作っていたグループで、朝7時から夜9時まで働いて給料を7~8万しかもらえないという女性がいた。労働組合に助けを求めたけど、見捨てられて自殺した人もいた。包丁で腹を刺したそうだ。会社はこのことを隠した。茨城というところに住んで、働いていた友達がいた。水戸にある工場で働いていた。遠いので、朝5時には家を出なきゃならない。朝ごはんを食べる時間もなかった。仕事が終わるのは夜の9時で、夕ご飯を食べられるのは10時とか11時とか。賃金も安いので、食費にも困ってた。食べ物も高いし…。

一年半休みがなくて、辛かったそうだ」