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2019年8月16日 東京入管面会記録

・Lさん 南米出身

・Bさん アジア出身

 

Lさん南米出身

 

「昼間はココアとかコーヒーとか、青汁を飲んでる。夜は薬を飲むために少しだけ食べる。

新しくハンストを始めたネパールの人は、飲み物もあまり飲まないの」

「ハンストをすると言ってたブロックの女性達は、結局しないみたい。難しいことだから…。始めるだけでもすごく大変。

(ハンストをはじめても)自分へのチャレンジになっちゃった感じがする。

諦めるのも難しい」

 

「(ハンストしてる女性が集められてるブロックの5の部屋は)カメラがあって、職員がずっと見てる。男性職員が見ることもあるから、着替えをする時は気をつけてとか言われる。見なきゃいいじゃない。女性職員だけが見るようにするとか。カメラでずっと監視するなんて、罰してるのと同じ」

 

「ここで起きてることは絶対いけない。入管職員は、「待ってて、待ってて」とか「ハンストをするとイメージ(心証)が悪くなって、出られる可能性があっても(ハンストをしたせいで)無くなる」とか、「帰れ、子どもと一緒じゃなくてもいい」とかばかり言う。つかれちゃう」

「できることは全てしてきた。どんなに説明しても、(私の人生は)無視される。私のことをきちんと見てほしい」

「(ハンストをしてる人は)フリータイムを減らされてるの。12時~13時と16:30~17:30の2時間だけ。ハンストをする前から、フリータイムにあまり出歩いたりしなかったけど、前は友達が訪ねきたりしてくれた。今はそうできなくなっちゃって寂しい」

 

「今、面会室のこっち側(収容所側)の通路のエアコンが切られてるんだけど、そっちは?そっちはエアコンついてるのね…。たまにエアコンを切られるのよ」

 

「差し入れ?いらない。本は、前に差し入れてもらったのをまだ読んでるし、今の部屋は狭くて場所もあんまりないの。ココアやコーヒーは入れられない。青汁だけ。

サプリメントは、ブランドによって入るか入らないかが決まってる」

 

 

「Jさんはブロックを変えられた。ほかのブロックだと思うけど…(あるブロックでした)

前にいた時に、一緒だった時期があるの。今私がいる部屋は、私が来る前はJさんもいたのね。彼女が使ってた場所を私が使ってる。彼女と面会したら、よろしくと伝えて」

 

「前Lady boy(トランスジェンダー)が収容されてたの。最初は男性だと思われてたけど、胸があるのがバレたんだって。3人部屋にひとりで入れられてた。他の女性達と接触しないようにさせられてたみたい」

 

1階受付で、トランスジェンダーについて質問してみましたが、個人情報については答えられないと言われました。

 

Bさん アジア出身

この日はBさんがハンストをはじめて、ちょうどひと月目でした。

 

「新しくハンストをはじめたアジア人はGさん。二週間前くらいにはじめました」

「(ハンストをはじめてから)体が弱い。血圧も低い。病院へ行ったら貧血だって。胃薬も出してもらった。青汁を飲んでるので、薬も飲めるみたいです」

 

「あるブロックは、冷房の問題で今は閉鎖されてる」

「昨日(一昨日?)の夜にEさんと一緒に呼び出されて、あなたたちはブロックチェンジですと言われた。それで、Eさんは変わらないのに、私だけ違うブロックに入れられたの!

なんで私だけですか?さびしいー」

 

「部屋でもひとりで、フリータイムも(他の収容されている人たちと時間をずらされているので)ひとり。本を差し入れてくれたら嬉しいです。母国語と英語なら大丈夫」

「(ハンストで)外に出た人いますか?職員は、ハンストすると出られる可能性が低くなるって。 なんでこんなに(収容)長いですか?今は、難民(に対する扱いが)厳しい…」

「この間、精神科の診察を1時間受けました。抗不安剤と睡眠薬を出すと言われたけど、断りました」

面会者「個室にされたのは、ひとりになったら(ハンスト)やめるかな、と入管職員が考えてるってことですか?」

「そうです。(ハンストしてる女性の中で)一番強いのはEさん。……なのに、私がひとりにされちゃった。どうして??」

 

「前は(病院へ行くための)アプリケーションを書いても、病院へ行くのは難しかった。ハンストをはじめてからは、アプリケーションを書かなくても、具合が悪くなると外の病院に連れて行くようになりました。血液検査とかしました」

「(入管のここ数年の)汚いやり方。オリンピック関係あるのかな?

(入管に収容されてる)みんなかわいそう。本当に病気でも関係ない。こんなことをするのは、たぶん、外国人嫌いのせい…」

「ほんとにさびしい。私だけひとり。なんで私だけですか」

 

Bさんは茶目っ気たっぷりに話してくれていましたが、ひとりきりにされたことについては、本当に寂しそうでした。

孤立させることで精神的に折ろうとする、入管のやり方は酷すぎます。

 

Pさんがおっしゃっていた、トランスジェンダーの人は、もう帰国してしまったそうです。

 

メンバー

OとHが面会