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2019年8月20日 東京入管面会記録

面会を申し込む際に、あるブロックとあるブロックの冷房が故障しているため、そのブロックの人とは10時まで面会できないと伝えられました。どちらも女性が収容されているブロックです。

 

Zさん アジア出身

「最近は眠るのが難しくなった。12時過ぎないと眠れない。眠っても、少しの音で起きてしまう。昨夜は深夜の2時か3時ごろに隣の人のアラームが鳴って起きた。それで、朝までそのまま眠れなかった」

 

「胃腸炎で、ずっと痛い。でも医者は『あまり悪くないので、薬も出さない』って……。痔の薬だけもらってる。医者は、診察の時も前は話すだけだった。今は、聴診器くらいは使う。

一日中(身体のどこかが)ずっと痛い。右わき腹の内臓、腎臓? がずっと痛くて、左わき腹の内臓は少し痛む。収容されてから、耳が悪くなった。どんどん聞こえづらくなる。後頭部も痛む。前に心臓の辺りが痛いと担当に言ったら、その担当は「天気のせい」だと相手にしなかった。担当は医者と話すときも立ち会う。医者と話していると、担当が話に割り込んできて、嘘をついていると医者に言う。なんで(第三者が)診察に入ってくる?医者と患者の間になんで入ってくる?」

 

「同じブロックで、2週間くらい姿が見えないイラン人がいる。最後に見た時は「痛い」と叫んでいた。荷物はそのまま。(なので、ブロックチェンジではない)多分、ブロックの懲罰房。前インフルエンザに罹った時、1週間くらいブロックの懲罰房にいた。その時は39度の熱が出た。ここに1年いると、大体の人は身体を悪くする。ここはいろんなプレッシャーがある」

 

「また日本で働くなら、帰国する必要がある(と言われている)。(退去強制令書が出ているので)日本に来られるのは5年後。実習生として3年間働いて、ミャンマーに帰った友達が、何人かまた実習生として日本に来ている。借金の担保にしていた実家の畑は取り上げられてしまった。畑があったなら、ミャンマーに帰っても働ける。でも……」

「新しいミャンマー人がふたり入ってきた。難民申請を2回してダメで、今では仮放免申請だけをしているそうだ」

 

ブロックはハンスト中の人や、体調不良の人専用の収容場所として使われているようです。あと懲罰房。

というか、ハンスト中の人を隔離するために懲罰房を使っているんだと思います。

 

体調不良を訴えると、病院へ連れていかれる代わりに懲罰房に入れられる。懲罰房に入れられると精神的に更に追いつめられるので、懲罰房から出るためにもう治ったと嘘をつく、といった話を、以前収容されている人から聞いたことがあります。

男性用のブロックなので、女性用の懲罰房はまた別の場所にあるようです。

 

メンバーO

メンバーK