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#FREEUSHIKU 東京入国管理局面会記録_0725_2018

(以下、@solakofi(twitter)さんの面会記録を、ご本人の許可を得てツイッターから転載させていただきます。)

 

 

 

Sさん(スリランカ女性)

 

胸がドキドキする。

 

一ヶ月に一度 下の病院に連れて行かれるが、

 

行きたくないと思っている。

 

なぜなら行っても、ドクターは顔を見るだけでなにも診療してくれないから。

 

Sさんは進行性の難病(※強皮症)を患っている。

 

腕や耳の一部にその症状が広がっているが

 

入管は一切治療をしようとしない。

 

痛み止めと睡眠薬しかもらえない。

 

症状のせいで痛くて眠れないので 処方された薬を飲んで寝ている。

 

(もともと痩せてる方だけど、さらに痩せたのではないかと感じた)

 

入管で出される弁当(白米とおかず)が合わなくて

 

3週間 朝食のパンだけしか食べられなかった。

 

病院に行ったときにドクターに話して、今週からは毎食パンを食べられるようになった。

(前にパン食を頼んだときには「ワガママ」扱いされて聞き入れられなかった。)

三週間かかってやっと改善された。

 

今回の仮放免申請はまだ結果が出ない。

申請してから2ヶ月経っている。

難民申請も同様に、2ヶ月経っているのに結果がわからない。

 

チケット係(帰国を強要する暴力的な職員)は最近こない。

このチケット係は、Sさんが病院に行った後や仮放免申請を出したあとに来ては「早く帰れ」「死体を送るのに〇〇◯万円かかる」「家族には会えない」などと暴言を吐いた職員。

 

クーラーは涼しいが

すぐに手が冷たくなってしまう。

 

Iさん(クルド人男性)

 

ネットニュースの記事にもなった

日本人の女性と正式に結婚しているのに突然収監された

 

仮放免が通らないことに絶望して自傷行為を行ったことがある

施設外の専門病院で「うつ」と診断される

 

ちょっとうつろな表情に感じられた。

 

仮放免申請から2ヶ月 まだ結果がわからない。

今回は希望をもっている。

先日同じクルド人が3人出ることができた。

 

あと10日で10ヶ月の収容になる。

 

今回は二度目の収容。

前回は20代前半で2年間も入れられていた。

 

今、身体の調子は大丈夫だけど

精神的に落ち込んでいる。

 

今回はどうにか出たい。

出ることができたらうれしい。

出たら奥さんとハグしたい。

 

(入管の面会室はガラスごしでしか話せないため、相手に触れることができない)

急に収容されたから、奥さんとハグをすることもできなかった。

 

とにかく外にでたい。

それしかない。

そのことしか考えられない。

 

(精神的に落ち込み)

落ち着かない感じがずっとある。

 

外部の精神病院に連れて行かれて「鬱病」の診断をうけた。

その書類も仮放免申請のときに提出した。

 

日本の入管は本当におかしい。

日本人と結婚しているのに捕まる(収容される)のが。

そもそもおかしい。

他の国なら、結婚したら普通にグリーンカード(永住権)がもらえるし

オーバーステイしたとしても、(まじめに働いていれば)グリーンカードをもらえるのに。

 

Iさんは働きもので、勉強熱心な人。

10代の頃に日本に来た。

日本語も堪能。

 

今回入管に収容される直前は 大型免許を取ろうとしていた。

あと1日でとれるはずだった。

そのために30万円も支払っていたのに 収容されたことで取り消しになってしまうかもしれない。

(収容証明書を見せて相談してみるつもりだけど、どうなるかはわからない)

 

クルド人なので、トルコ人とは見られたくない。

 

入管はおかしい。

仮放免・難民申請書類 ちゃんと出しているのに通らない。

偽装結婚なんかじゃないのに収容される。

証明書類もあるのに、信じてもらえない。

 

奥さんの精神状態も心配。

奥さんは毎週面会に来てくれて

毎晩電話もしている。

(奥さんのことを話すIさんはとてもうれしそう)

 

奥さんには、手助けが必要なおじいちゃんとおばあちゃんがいる。

おじいちゃんの介護には力が必要だけど

女手ばかりなので困っている。

 

じぶんが家に帰れたら

奥さんのために色々できる。

いろんなことを助けられる。

車の運転、家族の送り迎えなど。

奥さんもすごく楽になるはず。

 

とにかく早く外に出たい。

 

万が一ダメだったら、暴れてしまうかもしれない。

(Iさんは以前、仮放免が却下されて自傷してしまったことがある)

 

10ヶ月は長過ぎる。

 

人生の大事な時間を無駄にさせられている。

 

Mさん(ミャンマー人女性)

 

さっきまでルームメイトのカンボジア人の通訳として面会に同行していた。

 

とにかくまず入管から出たい。

 

そして学校に戻り、勉強がしたい。

(Mさんは日本語学校から騙されるような形で入管に収容されてしまった)

 

ミャンマーの知り合いにも相談をしている。

 

できたら署名を集めて、入管に抗議したい。入管の新しいルールがあるならば知りたい。(研修生として働いている友達のことが心配なので正確なルールを知りたい それを友達に教えてあげたい。ビザと難民申請 オーバーステイの 関係など)