名古屋入管でのウィシュマさんの摂食状況について

死亡する約1か月前の間にウィシュマさんが食べたものの一覧です。 ほとんど食事を食べれていなかったことがわかります。 食事の中心である官給食(入管で出される食事)は約1か月間のうち3食とも未摂食が10日。 それ以外の日もほぼ"おかゆを少量"もしくは"おかゆを数口"だけしか食べていません。

出典:令和3年3月6日の名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する調査報告書別添および

令和3年3月6日の名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する調査報告書49P文中

ポイントになる日

 

2月15日

尿検査を実施。その結果について最終報告書では、専門医が"飢餓状態"を示唆するものと指摘しています。

 

18日に内科医がウィシュマさんを診察し、尿検査の結果の報告を受けていますが、その結果をどう認識していたか不明です。追加の検査は行われていません。

 

2月17日

名古屋入管がウィシュマさんを"拒食者"として取扱うことを決定

 

1月ごろから名古屋入管はウィシュマさんの詐病を疑い、また、死亡する2日前には詐病の疑いのある旨をウィシュマさんを診察した精神科医に伝えていますので(画像参照)

https://nordot.app/783644773394644992

この日の拒食者として取り扱う決定は、ウィシュマさんの食べることができないという訴えは詐病で、本当は食べることができるのに食べていないと、名古屋入管が認識したことを意味すると思われます。

なお、2019年に大村入管でナイジェリア国籍の方がハンストをし饑餓死した事件の入管庁調査報告書では、この方のハンストを"拒食"と言っています。

https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/nyuukokukanri09_00050.html

ウィシュマさんの摂食状況に関する表の出典です。

ウィシュマさんの摂食状況は入管庁の報告書で確認できます。

 

以下のリンクの「【法務省資料②】調査報告書・別添(法務省HP非掲載)」というファイルです。

石川大我参院議員が 第28回_難民問題に関する議員懇談会(総会)にて公開したものです。

 https://dropbox.com/sh/a8i61zkqe5p3676/AADdefqHUoxNsDdmAafxT66Aa?dl=0